日本代表フォルティウスは今大会での五輪出場枠獲得ならず 吉村紗也香「思い描いた結果で終われなかった」 スウェーデンに敗れ世界選手権は9位
「カーリング・女子世界選手権」(21日、議政府)
来年のミラノ・コルティナ冬季五輪の出場枠が懸かる大会の1次リーグが行われ、すでに敗退が決まっている日本代表のフォルティウスは6-7でスウェーデンに敗れた。4勝8敗で終え、今大会での五輪出場枠獲得の可能性が消滅した。
第1エンドに2点を先制されたフォルティウスは、第2エンドに2点を奪い返した。しかし、2-3の第4エンドに2点奪取を狙ったスキップ吉村紗也香のショットが決まらず、逆に2点スチールを許して2-5に。それでも第5エンドに1点を返し、第7エンドも1点をスチールして4-5と追いすがった。第9エンドには2点を奪って6-6の同点としたが、及ばなかった。
試合後、吉村は「日本代表として自分たちが思い描いてきた結果で終わることはできなかったが、積み上げてきたものは今後に生かせると思う。最後まで自分たちのカーリングをしようということで、きょうの2試合はできた。経験を次に生かせていけたら」と話した。
開催国イタリアを除く五輪出場枠は9で、前回と今回の世界選手権の成績に応じたポイントで7枠が決定。残り2枠は12月の最終予選で決まる。