北勝富士が休場 十両残留は絶望的に、幕下大奄美が不戦勝で勝ち越しに
「大相撲春場所・千秋楽」(23日、エディオンアリーナ大阪)
元小結で東十両8枚目の北勝富士(八角)の休場が決まった。この日に組まれた東幕下2枚目の大奄美(追手風)は不戦勝となる。
前日の取組で東幕下筆頭の宮城(中村)に送り出された際に土俵下に落ち、苦悶(くもん)の表情を浮かべた。昨年11月に手術を受けた右膝の痛みが悪化したようで自力では歩けず、付け人の肩を借りて花道を引き揚げていた。
北勝富士は昨年11月に右膝膝蓋骨脱臼の手術を受け、初場所は全休。今場所は2場所ぶりに復帰したが、右膝には分厚いテーピングサポーターが巻かれていた。今場所は3勝止まりで十両残留は絶望的となった。
大奄美は不戦勝で4勝目を挙げ勝ち越した。