羽生、出遅れ9位「悔しい」
「フィギュアスケート世界選手権」(13日、カナダ・ロンドン)
男子ショートプログラム(SP)は日本選手権王者の羽生結弦(18)=宮城・東北高=が4回転で転倒するなどミスが続いて75・94点の9位と出遅れた。
羽生は「悔しい」のフレーズを4度繰り返した。冒頭の4回転ジャンプで転倒し、壁にぶつかった。後半の連続3回転は1本目で両手をつき単発になった。昨年2度も更新した世界歴代最高点を20点近く下回ったのは練習不足が原因。2月の四大陸選手権直後、インフルエンザを発症。練習再開後は左膝を激痛が襲い、再び休養を挟むなど今も痛み止めを服用している。それでも、「その話はフリーの後でいいですか。今は言えません」と言い訳は口にしなかった。