日本のエース大輔「スッキリ」逆転1位
「フィギュア世界国別対抗戦・第2日」(12日、代々木第1体育館)
2連覇を狙う日本は、男子でSP2位の高橋大輔(27)=関大大学院=がフリー1位で逆転し、2大会連続で1位となった。無良崇人(中京大出)は5位。しかし、結成から日が浅いため出場を見送ったペアは無得点で、日本は初日首位から3位に後退した。アイスダンスのクリス・リード、キャシー・リード組(木下ク)は4位だった。参加は6カ国で、男女各2人、ペアとアイスダンス各1組が出場し、最終順位に応じて与えられる得点の合計で争う。
日本男子のエースとしての意地を見せつけた。高橋は冒頭の4回転ジャンプこそ着氷が乱れたが、その後は何とかまとめきり、世界王者チャン(カナダ)を逆転した。
日本男子初のGPファイナル制覇など、変わらぬ存在感を示してきた今季。今年に入り、四大陸選手権、世界選手権とジャンプがスランプに陥っていたものの、今季最後の演技で復活の兆しをつかんだ。
「スッキリした。気持ちとしては、もうソチシーズンに入っている」。ソチ五輪での引退を表明している高橋にとって、来季は集大成のシーズン。残りの競技人生を完全燃焼してみせる。