中国杯2位の本郷が3A実戦導入へ意欲

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第3戦・中国杯で自己ベストを更新して2位に入った本郷理華(邦和スポーツランド)が9日、中部国際空港に帰国。大会で優勝した浅田真央(中京大)の代名詞となっているトリプルアクセル(3回転半)について「できるだけ早く跳びたい」と、実戦導入へ強い意欲を示した。

 「自分の出せることを出せ、すごく充実した大会だった」と振り返った。そして、すでに練習に取り組んでいる高難度ジャンプについて「まだとてもじゃないけど試合では無理だけど、自分も跳びたい」と話した。

 中国杯で記録した195・76点は、今シーズンの目標設定をいきなり突破する高得点。ともに帰国した長久保裕コーチも「あけてびっくりだよ」と驚きを隠せないほど。同じく指導した鈴木明子さんによる振り付けが功を奏したと認め、さらなる成長に向けて、トリプルアクセルを試合に取り入れる時期について「来季には必要。時代の流れだよ」と話した。

 昨季から成長著しい本郷は自身の成長点について「手の使い方や、曲に合わせて強弱をつけるところの表現がよくなった」と話し、昨年GPシリーズで初優勝した次のロシア杯へ気持ちを切り替えた。

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