宇野フリーでも4回転フリップ成功

 「フィギュアスケート・コーセー・チームチャレンジ杯」(23日、スポケーン)

 北米・欧州・アジアによる3大陸対抗戦で男女のフリーなどが行われ、男子の宇野昌磨(18)=中京大=が国際スケート連盟の公認大会でほかに成功例がない4回転フリップを前日のショートプログラム(SP)に続いて成功させ、自己ベストを上回る192・92点を出した。女子の宮原知子(関大)も自己ベストを上回る145・02点、本郷理華(邦和スポーツランド)は122・15点だった。対抗戦は北米が優勝し、チームアジアは最下位だった。

 宇野がフリーでも4回転フリップを決め、今季を締めくくった。史上初の快挙を達成した前日のSPに続き、最初のジャンプで大技に挑戦。ややバランスを崩しながらも踏みとどまり「昨日よりも危なっかしかったが、よく立てた」と苦笑いを浮かべた。

 SP、フリーともに自己ベストを上回り、合計の298・66点は羽生結弦(ANA)、フェルナンデス(スペイン)に続く歴代3位に相当する高得点。「(4回転フリップは)まぐれかもしれないが、実力もついてきているから跳べていると思う。自信を持って練習していきたい」と来季へ向け意気込んだ。

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