「役目終わった」フィギュア無良崇人が引退表明
長らく男子フィギュアスケート界をけん引してきた、ベテラン無良崇人が引退表明。会見では、絶対王者である後輩・羽生結弦の滑りを見て「自分の役目が終わったと思った」と語りました。
公開日:2018.3.19
「結弦がショートを滑り終わった時点で、自分の役目は終わった」
-引退決断の経緯。
引退表明の無良崇人【一問一答】二人三脚の父・隆志さんに「ありがとうと伝えたい」
「(平昌五輪の代表を逃し)正直、気持ちとしてはあそこで終わるつもりだった。選考から漏れた時点で、(引退の)思いもあった。ただ、補欠ということで練習は続けていました。僕の中で(羽生)結弦がショートを滑り終わった時点で、自分の役目は終わったと思った」
-今後は。
引退表明の無良崇人【一問一答】二人三脚の父・隆志さんに「ありがとうと伝えたい」
「コーチの部分は勉強が必要。アシスタントとしてスケート教室に入ったりしなければいけない。今は存分に楽しみながらショーもできるので、いろんなことに挑戦したい」
-父でコーチの隆志さんへの思いは。
引退表明の無良崇人【一問一答】二人三脚の父・隆志さんに「ありがとうと伝えたい」
「『明日会見してくるよ』と伝えたが、感謝しかありません。『今までありがとう』と言いたい。支えがあったからこそ、ここまで来られました」
日本の“ツートップ”羽生結弦と宇野昌磨の陰に隠れがちではありましたが、長らく男子フィギュアスケート界をけん引してきたベテラン。「役目は終わった」と一線を退く姿はすがすがしさを感じます。