まだまだ出てくる?パワハラとスポーツ
体操の宮川選手が、処分が発表された指導者からではなく協会からパワハラを受けていたと「逆告発」会見を行った。これまでに明らかになった女子レスリング、日大アメフット、アマボクシングなどをまとめてみた。
公開日:2018.9.7
【バスケ】大阪の市立高バスケ部で体罰、生徒自殺
(13年1月9日デイリースポーツ紙面より) 大阪市教育委員会は8日、市立桜宮高2年の男子生徒=当時17歳=が昨年12月23日に自殺したと発表した。生徒はバスケットボール部の主将で、家族宛ての遺書のほか、部活動顧問の男性教諭(47)に宛てた手紙も残しており、手紙には顧問から体罰を受けていたことを記していた。
【柔道】ロンドン五輪女子柔道代表で暴力
昨夏のロンドン五輪の柔道に出場した日本代表を含む国内女子トップ選手15人が、五輪に向けた強化合宿などで園田隆二代表監督(39)やコーチによる暴力やパワーハラスメントがあったと告発する文書を連名で昨年末に日本オリンピック委員会(JOC)に提出していたことが29日、関係者への取材で分かった。
五輪女子柔道でも暴力!15選手集団告発
JOCに加盟する全日本柔道連盟(全柔連)は倫理委員会で園田監督らに聞き取り調査した。当事者は事実関係を大筋で認めているという。園田監督は取材に対し「修正する部分は修正していきたい」と話した。関係者によると、文書は「女子日本代表チームにおける暴力及びパワハラについて」と題されている。練習での平手や竹刀での殴打や暴言、けがをしている選手への試合出場の強要などを訴え、全柔連に指導体制の刷新を求めているという。
五輪女子柔道でも暴力!15選手集団告発
【レスリング】伊調馨選手へのいやがらせ
女子レスリングで五輪4連覇を果たした伊調馨(33)が、日本レスリング協会の栄和人強化本部長(57)からパワーハラスメントを繰り返し受けたとして、レスリング関係者が1月、代理人弁護士を通じ、内閣府の公益認定等委員会に告発状を出していたことが2月28日、分かった。代理人弁護士の事務所が明らかにした。栄氏は28日に取材に応じ、告発内容を否定した。
栄強化本部長が伊調馨にパワハラか 栄氏は否定「一生懸命協力したのに」