園田絵里子、史上初マンデーからV目前
「フジサンケイ・レディース・第2日」(26日、川奈ホテルGC富士=パー72)
今大会のマンデー予選をトップ通過した園田絵里子(25)が4バーディー、3ボギーの71とスコアを伸ばし、通算4アンダーで首位と1打差の4位につけた。前週、高校時代の1年後輩、森田理香子のキャディーを務めた経験も生かし、初Vチャンスが訪れた。首位は大山志保(36)=大和ハウス工業=ら3人。前日2位のアマチュア・永井花奈(16)=日出高2年=と横峯さくら(28)=エプソン=は予選落ちした。
25歳の園田が初めてV戦線に名を連ねて最終日を迎える。
21日のマンデー予選をトップ通過。6位から出たこの日は4番でボギーが先行しながら7、10番とグリーン外から放り込みバーディー奪取。17番で10・5メートルのバーディーパットを沈めて、首位と1打差の4位に浮上し、「いい位置で自分なりにいいゴルフができた」と笑顔を見せた。
前週KKT杯バンテリンレディースは、自身は試合に出られず、高校時代の1年後輩、森田の帯同キャディーを務めた。「いろいろ勉強にもなっているし、キャディー疲れも残ってません」と元気はつらつだ。
昨年までのプロ生活4年間、レギュラーツアーで活躍した実績はない。合計51試合に出場して賞金は530万2916円。昨年末の最終予選会(ファイナルQT)でも55位に終わり、今季も出場資格を得られるのはわずかな試合。「毎年同じことしててもダメや」と一念発起。まずは後輩・森田に「オフの練習とトレーニング、一緒にやってもいいですか?」と願い出た。
2月中旬までの約1カ月間を森田とともに過ごし、キャディーとして賞金女王のゴルフを見学。日々の体のケアも行うようになり「スイングも安定してきた。バランスがよくなったと思います」
マンデー通過から優勝を果たせば、ツアー史上初。超ダークホースの快挙は目前にある。