谷原秀人「相変わらず手探り」 賞金ランキング首位も…好調とは言い切れず
男子ゴルフの三井住友VISA太平洋マスターズ開幕前日の9日、会場の静岡県太平洋クラブ御殿場でプロアマ戦が行われ、ともに初の賞金王を目指す谷原秀人(37)=国際スポーツ振興協会=と池田勇太(30)=日清食品=が最終調整に努めた。
谷原は前週の平和PGM選手権で池田とのプレーオフを制し、賞金ランキング首位に浮上した。ただ、好調とは言い切れないようで「相変わらず手探りの状態。良くなってきた雰囲気はあるが、こればかりはやってみないと」と慎重だった。
予選ラウンドは東北福祉大の後輩で世界ランキング7位の松山英樹と同組で回る。松山が「賞金王争いの邪魔をしたい」と宣言したことに「絶対邪魔でしょ」と苦笑しつつ「大会を盛り上げてくれると思う」と余裕ものぞかせた。
賞金ランク2位に後退した池田は「やってみて結果としてどう出るか」と言う。今大会から優勝賞金4千万円と1千万円増えたが「賞金の大小よりも、そこで自分がどれだけ活躍できるか。よそ見をすることはない」とプレーに集中する姿勢を強調した。