堺雅人、脱・半沢!「台無しにしたい」
俳優の堺雅人(39)が3日、都内で、フジテレビ系主演ドラマ「リーガルハイ」(9日スタート。水曜、後10・00)の完成披露試写会に、新垣結衣(25)、松平健(59)、岡田将生(24)、KAT‐TUN・田口淳之介(27)と登場した。
堺にとっては、高視聴率を記録したTBS系「半沢直樹」に続く主演作。堺自身は「脱・半沢」を高らかに宣言したが、作中には「半沢」を意識したようなセリフもあり、共演者からは“視聴率男”へのあやかり発言が相次いだ。
流行語を生むなど社会現象にもなった、大ヒットドラマの立役者である堺。視聴率42・2%を記録した先月22日の最終回以降、初めて公の場に姿を見せると、開口一番で「(半沢で演じた)銀行員時代に培ったすべてを、この作品で台無しにしたいと思います」とユーモラスに“脱・半沢”を宣言した。
過去の栄光に別れを告げた堺が、「リーガル」にかける意気込みを語ったものの、共演陣は「半沢」の御利益に期待。田口が「堺さんの勢いに乗りたいな、という気持ちでいっぱい」と口火を切ると、岡田も「『やられたらやり返す』を僕も言ってみたい」と追随した。羨望のまなざしに苦笑いの堺は、テレビ関係者から“あやかりボディータッチ”を受けていることを告白し、「今の僕にはほとんどツキが残ってないので、残りカスで頑張ります」と余裕の自虐ネタをさく裂させた。
「リーガル」第1話には、堺演じる主人公の弁護士・古美門研介が「やられてなくてもやり返す。八つ当たりだ!!」と言い放つシーンがある。明らかに、半沢の決めぜりふ「やられたらやり返す。倍返しだ!!」を意識したとみられるが、堺は「監督からは『半沢は見てないけど、たまたま似た演出になったと申し上げておけ』と言付けられました」と釈明した。
間髪入れず田口から「(監督は半沢を)動画でめっちゃ確認してたじゃないですか」と暴露されると、思わず椅子から立ち上がり「絶対、言っちゃダメだから!!」と慌てふためいた堺。周囲の“便乗商法”に踊らされることなく、2クール連続で主演作に高視聴率をもたらす。