たけし軍団のフライデー襲撃事件とは…愛人を強引取材に激怒

 タレント・ビートたけしが10日、レギュラーを務めるTBS系「新・情報7days ニュースキャスター」に出演。写真週刊誌「フライデー」に薬物疑惑などを報じられ、9日に芸能界引退を電撃発表した俳優・成宮寛貴について、30年前の自身のフライデー襲撃事件を引き合いに出し、「相手がフライデーだからじゃんじゃん行けばいいんだよ」と自虐も交えてコメントした。

 また、「やめなくたっていんじゃないの?」「いろんなこと言われるのはしょうがない。それが芸能界だから」と長年さまざまなトラブルやスキャンダルを乗り越えてきた芸能界の“先輩”ならではの経験をもとに語った。

 芸能史に残る“フライデー襲撃事件”とはどんなものだったのか-。改めてひもとく。

 ▼事件は1986年12月9日未明に起こった。前日の8日にフライデーがたけしの愛人の専門学校生(当時21歳)を直撃し、もみあいになるなど過剰取材を強行。女性からいきさつを聞いたたけしが激怒した。

 ▼9日午前2時ごろ、たけしがフライデー編集部に「俺の女を取材した記者を出せ」と電話。記者と連絡が取れないままでいると、たけしから同2時半ごろ再び電話があり、フライデー側は9日午後の面会を約束。しかし、9日午前3時すぎ、傘を持ったたけしを先頭に、軍団が編集部に突入し、乱闘したという。

 ▼たけしら12人は、暴力行為と傷害の現行犯で逮捕された。フライデー側は9日夕に会見し、編集部員が殴られた写真などをマスコミに公開した。当時はたけしには87年6月、懲役6月、執行猶予2年の判決が下った。

 当時、フライデー、フラッシュ、フォーカスという競合する写真週刊誌による取材が過熱しており、“FF現象”と言われていた。そんな中での襲撃事件だった。

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