デーモン閣下×鉄拳 アルバムジャケットのイラストで初コラボ
アーティスト・デーモン閣下(10万54)の新アルバム「うただま」(11月8日発売)のCDジャケットイラストを、パラパラ漫画家としても活動しているお笑いタレント・鉄拳(45)が手掛けたことが4日、分かった。ルックスが似ていることから、ライブやイベントで共演歴はあったが、作品としては初の“白顔”コラボが実現した。
制作段階で絵本風ジャケットの構想が上がり、閣下は「そこはかとなくノスタルジックで、もの悲しいタッチが多いと感じていた。ピッタリだと即座にひらめいた」と自ら鉄拳を指名。中学時代から、閣下がボーカルを務めるロックバンド・聖飢魔2のファンだった鉄拳は、「うれしいです。作品に携えるとは思ってませんでした」とオファーを快諾した。
お笑い業からは遠ざかっていても漫画家として多忙な鉄拳だが、最優先で取り組んで、癒し系ソングを集めたアルバムのイメージに合わせ、閣下の少年時代のカットなど20点を1週間で仕上げた。“小悪魔”として描かれた姿に、閣下は「リクエストを超越したクオリティーで大満足。感激したよ。当時こんな格好ではなかったけど、ファンタジーで」と冗談めかし感謝した。
5日のニッポン放送「デーモン閣下のオールナイトニッポンPremium」(木曜、後7・00)でも共演。鉄拳は2005年の聖飢魔2のライブへのゲスト出演を振り返り、「張り付けにされ、みんなから『殺せ』コールを浴びましたが、今となってはいい体験」と悪魔的ステージを懐かしんでいた。