天体観測中に転落後急逝の藤岡幹大さん メンバーが「夜空の写真を送ろうと…」
BABYMETALのバックバンド(通称:神バンド)でも活躍したギタリスト、藤岡幹大さん(享年36)が5日、急逝したことを受け、神バンドのベーシスト、BOH(35)がブログで哀悼のメッセージをつづった。BOHは藤岡さんが所属するインストゥルメンタル・バンド、仮BANDのメンバーでもある。
藤岡さんの訃報は、夫人が9日にツイッターで伝えた。昨年12月30日に「天体観測中に転落」し、5日夜に容体が急変し、娘2人に見守られ、永眠したという。
BOHは北海道の実家に戻っていた12月30日の夜、藤岡さんの妻から「幹大くんが高い所から落ちちゃって入院しました。意識はあります」と電話を受けたという。
BOHが「藤岡先生」と呼ぶ藤岡さんは、音楽以外にも天気図とか、宇宙が大好きで、「時々僕らに夜空や月の写真、高層天気図から独自に解析した天気予報を送ってくれていた」といい、「また僕へ夜空の写真と共に『今日の夜空。そして明日の天気は...』みたいに送ろうとしていたのだろう」と天体観測中に転落したという状況について思いを巡らせた。
1月2日、東京に戻ったが、家族以外は面会できず、5日になって「容態が急変してたった今、幹大くんが亡くなりました」と藤岡さんの妻から電話があったという。8日に通夜、9日に告別式が営まれた。
BOHが初めて「藤岡先生」に会ったのは約4年前で、「身長158cm、長い髪、可愛い見た目...でも声はおっさんだ」という印象だったことなどを回想。人が好き、タバコが好きで、酒が弱いのに好きで…など思い出をつづり、「僕が思う本当の死は、皆んなに存在を忘れ去られた時だと思う。僕は藤岡先生を死なせたくない。この先も永遠に生き続けて欲しい。いや、生きていてもらわなきゃダメだ!(中略)僕ら仲間は藤岡先生の思いを背負ってこれからも音楽をやって行く。これからも一緒にプレイし続ける。でも藤岡先生、今は少しだけありがとう。藤岡先生。また一緒に飲もうな」と哀悼の思いを伝えた。