斉藤由貴 母の前で感涙「来てくれてありがとう」大竹しのぶに不倫騒動イジられた
東京映画記者会(デイリースポーツなど在京7社で構成)が制定する「第60回ブルーリボン賞」授賞式が8日、東京・イイノホールで開催された。昨年9月に不倫騒動があった斉藤由貴(51)は「三度目の殺人」で助演女優賞を受賞し、招待した母を前に「ごめんね、来てくれてありがとう」と感涙。「ミックス。」で主演女優賞の新垣結衣(29)は「恩返しできた」。司会の大竹しのぶ(60)と松山ケンイチ(32)による爆笑進行も合わさり、笑いと涙の式典だった。
黒のドレス姿の斉藤は、授賞式に招いた母の前で感激の涙をにじませた。
昨年の不倫騒動から5カ月。華やかな舞台に立った斉藤は、緊張気味にあいさつした。静まり返る会場で何度も言葉に詰まりながら、「夢みたいな気持ちです。本当に思いがけないプレゼントと思っています」と、感無量の表情を浮かべた。
熱演した「三度目の殺人」を手がけた是枝裕和監督(55)ら、関係者に感謝を伝えた斉藤。さらに、意を決したように会場を見渡して「今日は母に来てもらっています。お母さん、ごめんね。来てくれてありがとう」とあふれる思いを伝えると、目には涙が光った。
司会の大竹しのぶから「去年はいろいろ大変だったけど」と振られると、慌て気味に「そこまででいいですから…」と話題を振りきろうとする場面も。「今日は大竹さんに会えてうれしい」と話題を変えると、「仕事で評価されればいい。いい仕事をしていってくれればいい。私もいろいろあったの」と逆に励まされ、笑顔に戻った。
「三度目-」では夫を殺害された妻であり、謎めいた女性を好演。広瀬すず(19)が演じた娘に、過剰なほどの愛を注ぐ母親としても存在感を放った。
1985年、初主演作「雪の断章-情熱-」で新人賞を受賞して以来となるブルーリボン賞。久しぶりのスポットライトに「映画って素晴らしいな、女優にとって素晴らしい場所だなって実感しています」と、感慨に浸っていた。
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