安室奈美恵、涙のインタビュー 沖縄は「色んな感情出るので…」敢えて帰らず

 歌手の安室奈美恵が10日、NHK「おはよう日本」のインタビューに応じ、故郷・沖縄への思いを語り、涙を流した。安室は今月16日での引退を発表しており、前日の15日には沖縄で、歌手最後のステージに立つ。

 安室は黒い縁取りのリボンがついた白いシャツに、黒と白のチェックのスカート姿。1年前に引退を発表した理由について問われると「自分がファンの気持ちになったとき、前もって私だったら知りたいと思ったので」「ファンの皆さんと私の間で1つでも多くの思い出を作るのと、引退に対する気持ちをお互いに消化して、前向きに明るく引退の日を迎えたいという思いがあった」と説明した。

 終始、穏やかな表情だった安室だったが、沖縄県民栄誉賞の話題になると涙をこぼした。「(デビュー後)悩みも相談しなかった。強い気持ちでいざ、東京という感情がすごく強かったので、それがソロになっても更に強くなっていったし、すごく嬉しかった。なんか泣いちゃう」と言うとしばらく沈黙。

 そして「デビューできたことも奇跡だったので沖縄に帰ると色んな感情が出てしまう。だからなるべく帰らずに、気を張ってやらせてもらってたので、きっと県民栄誉賞のときはワッと泣いちゃった。よかったな、頑張って本当によかったんだなと初めて褒められたかな」と、しみじみ語った。

 そんな場所で最後のステージを踏む。「笑顔で終わりたいなという場所が沖縄だったのかなという感じがします。笑顔で始まった場所でもあるので、デビューするとき、夢いっぱいの14歳の女の子が笑顔で東京に出て来た場所なので、最後も笑顔で終わりたい」と最後のステージへの思いも語った。

 引退の日は「どんな心境で迎えるかは正直自分でも分からない」としたが「一生懸命毎日過ごしてきた。やりきったというのはあるちゃんと悔いなく。いい思い出になってくれたらいい。曲を聴いてくれた皆さんにとって…」と最後までファンを思いやるコメントを残していた。

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