俳優の木村拓哉（４６）が９日、主演映画「マスカレードホテル」（１月１８日公開）のホテルマン試写会に、共演の長澤まさみ（３１）とともに登壇した。今作品の舞台でもあり撮影も行われた都内のロイヤルパークホテルで開催され、現役ホテルマン１００人が参加し、映画を鑑賞した。

　作家・東野圭吾氏（６０）原作「マスカレード」シリーズ第１作の初実写化で、高級ホテルを舞台に起こる連続殺人事件の真相に迫るミステリー。木村は、事件解明のためにホテルに潜入捜査するエリート刑事・新田浩介を演じ、長澤は新田の教育係に任命されるホテルマン・山岸尚美役を演じる。

　木村は、ずらりと並んだホテルマンたちを前に、「一番ハードルが高いお客さんですね。本物ですからね」と目を見張った。ホテルマンから「プロとしてのこだわり」を尋ねられ、「実際にその立場で働かれている人に対して失礼のないように演じること。そこを越すことができたら、次に、楽しんでもらうということを大事に考えています」と答えた。

　長澤は「ホテルマンとしての風格やホテルとしての品格が伝わるように、所作にも気を使っていました」と話し、「ホテルの方々には撮影で部屋に入らせて頂くときなど動線を案内して頂いたのですが、姿勢や態度などを参考にさせてもらっていました」と笑顔で振り返っていた。