園子温監督 心筋梗塞後、初の公の場で「1回死んでよみがえって来ました」
映画監督の園子温氏(57)が25日、都内で開催された「Netflixオリジナル作品祭」に俳優・椎名桔平(54)らと出席した。今年2月に心筋梗塞で緊急搬送されて以降、生配信サービス「インスタライブ」の出演を除くと、初の公の場となった。
最新作「愛なき森で叫べ」(今秋配信)について、主演の椎名らとトーク。体調は良好な様子で、歩行もスムーズだったが、「2月に緊急搬送され、1回死んで、よみがえって来ました。全て原因は、この『愛なき森』のストレス。ものすごい編集で。Netfiixに慰謝料を払っていただきたい。労災ですかね」と自虐ジョークを飛ばした。
新作は実際の猟奇殺人事件がモチーフのサスペンスだが、脚本も手掛けた園監督は、「そっくり再現するのは興味なかった。どうアレンジするか、自分の物語ができるならやってみようと」と“こだわり”を説明。映画「新宿スワン2」(17年)以来のタッグとなった椎名は「今回は脚本、監督なので、本当の園ワールドに入れて、憧れだったのでうれしかった」と喜んだ。
園監督は2月7日午後に自宅で倒れて都内の病院に緊急搬送され、心筋梗塞と診断されて手術を受けた。大きな後遺症もなく、同21日に退院していた。