ジャニー氏襲った【解離性脳動脈瘤によるくも膜下出血】とは

 ジャニーズ事務所は1日、同社のジャニー喜多川社長(87)が6月18日に都内の病院に緊急搬送され、「解離性脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血」で入院していることを明らかにした。くも膜下出血は急激に頭の中の圧力が下がることによってさまざまな悪影響をもたらす。【解離性脳動脈瘤と、くも膜下出血】についての概要は以下の通り。

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 くも膜下出血とは、脳動脈瘤という脳の動脈にできたコブ(できる原因は不明)が破れて起こる病気。危険因子としては喫煙、大量飲酒、高血圧などがある。くも膜下出血によって急激に頭の中の圧力が下がると脳への血液の流れに悪影響を与えることがある。心臓や肺の動きにも悪影響を及ぼすため、最初の出血で約3割が亡くなり、残る7割も放置しておくと再出血を繰り返し、生命に危険をおよぼす。

 くも膜下出血を疑う症状は突然の激しい頭痛、もしくは意識障害。頭痛は今までに経験したことのないような激しい痛みを伴う。

 脳動脈瘤の多くは嚢状というコブ状のものだが、そのほかに解離性動脈瘤という動脈の壁が裂けてできたものがあり、くも膜下出血を引き起こすことがある。解離性動脈瘤は嚢状動脈瘤よりもさらにくも膜下出血急性期に再出血する危険性が高く、より迅速な治療が求められる。

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