松井愛莉 10周年で映画初主演「癒しのこころみ~自分を好きになる方法~」
女優の松井愛莉(22)が、映画「癒しのこころみ~自分を好きになる方法~」(2020年夏公開予定)で映画初主演を飾ることが19日、分かった。今年でデビュー10周年。篠原哲雄監督が松井に合わせて主人公のキャラクターを大幅に変更するなど、“松井シフト”で、節目を迎えたヒロインの新たな一歩を応援している。松井は「いろんなことに挑戦して、自分の好きなことをもっと貪欲に研究したい」と今作を機に成長することを宣言した。
松井が演じるのは、心身の疲れから会社を辞め、その後出会ったカリスマセラピストに惹かれて、その道を目指す女性・一之瀬里奈。自分に自信が無い主人公が、人を癒やすことで成長していく物語。撮影は2週間にわたり、富士宮市などで行われた。
デビュー10周年でようやくつかんだ映画初主演だが、うれしさの反面、女優としての経験値の少なさから「私でいいのかな」と不安もあった。繊細な松井へ篠原監督は、「松井愛莉が最も輝く主人公」となるよう、脚本をクランクイン前日まで練り直し。里奈は松井によく似た等身大の人物に仕上がった。
09年にファッション誌「nicola」のオーディションに合格し芸能界入りし、アイドルグループさくら学院のメンバーとしても活躍した松井。10年間は「当たって砕けろの精神で失敗して次に生かしての繰り返し」だった。さくら-を12年に卒業後はモデルや女優業に挑戦。それだけに今作は、「今までのことを無駄にしないように」と、松井自身の「成長」を見せる舞台となる。
共演は劇団EXILE・八木将康(32)、Boys and Men・水野勝(28)、秋沢健太朗(31)、橋本マナミ(35)、藤原紀香(48)ら。元野球選手役の八木は駒大苫小牧高校時代に甲子園に出場した経験をプレーで披露する。