俳優の桐谷健太が１２日、テレビ朝日系「徹子の部屋」に出演。大先輩の西田敏行から、主演ドラマについて「逆風を追い風に変えるだけのパワーを持ってるからめげずに頑張れ」とエールを送られ、感激の表情を浮かべた。桐谷は同局で「ケイジとケンジ～所轄と地検の２４時～」に主演。この日が最終回となる。

　桐谷をゲストに迎えたこの日、大御所に可愛がられるという桐谷の性格を表すように、大先輩の西田敏行がＶＴＲで桐谷との思い出を語った。

　西田は桐谷の映画デビュー作「ゲロッパ」で共演した間柄。「今始まっている『ケイジとケンジ』、見てますよ」と呼びかけると「逆風を追い風に変えるだけのパワー、あんた持ってるから、めげずに、負けずにドラマを進めていって、きっといい結果があなたの元に届くでしょう。初めての主役でしょ？頑張れ！」とエールを送った。

　西田は“逆風”について具体的には語らなかったが、同ドラマは東出昌大もＷ主演として出演しており、ドラマが始まってすぐに後輩女優との不倫が報じられた。そのためドラマも別の意味でも注目を集めてしまうこととなったことを、西田なりに気遣ったものと思われる。

　これに桐谷は感激の面持ち。０３年の「ゲロッパ」では、西田は「組長役」だったといい「変わらず懐が深くて優しくて、（言葉ではなく）存在で教えてくれた…」と感謝を述べた。

　また、この日で最終回を迎える「ケイジとケンジ」については「本当に全身全霊全力でやってます」と力を込め、「もう最終回です。本当にキャストの皆さん、役のキャラクターにみんなぴったりで、最高のスタッフ、キャストになったと感じています。終わってしまうのは寂しいが、本当にやりきったので、見て頂きたい」と熱烈ＰＲした。