吉村知事に怒った西村大臣 SNSに9千件「支持」「上から目線」「早く示せ」
吉村洋文大阪府知事が、緊急事態宣言の出口戦略を国が示すべきとしたところ、会見やツイッターで「勘違いしているのではないか」などと強い不快感を示すなど感情的リアクションをとった西村康稔経済再生相のツイッターに、約9000件のコメントが集まっている。
通常は1投稿に数十件程度だが、6日から7日にかけて吉村知事関連でツイートした5投稿へのコメントが激増した。
吉村知事が、国が出口戦略を示さないので大阪が示すとして、自粛要請の解除条件などを独自で決めた「大阪モデル」を発表。これに西村大臣は、ツイッターでも「強い違和感」「仕組みを勘違いしているのではないか」と批判。休業要請などは知事の責任、緊急事態宣言の解除は国の責任で近く明確に示すとした。
これに吉村知事は「休業要請の解除基準を国に示して欲しいという思いも意図もありません。ただ、緊急事態宣言(基本的対処方針含む)が全ての土台なので、延長するなら出口戦略も示して頂きたかったという思いです」と反論したが、同時に「今後は発信を気をつけます。ご迷惑おかけしました」と記して、それ以上の反論をさせなかった。
その後、西村大臣は「しっかりと連携して取り組みたい」「昨夜私から吉村洋文知事に電話し…これまで以上に緊密に連携することを確認」とも続けて投稿した。
これらの投稿に「日々ご苦労様です」「支持します」「職務に集中してください」「地方と国、協力して頑張りましょう」と支持やねぎらいのコメントがある一方で、「上から目線」「こういう時だけ対応が早い」「吉村知事は大人だった」などと、批判が上回っている。
「基準決めずに延長したのか」「だから早く基準示して」「国民は見ている」「国民目線で行動を」と、迅速なコロナ対応を求める声があがっている。