フジ 「99人の壁」不適切制作でBPO審議入りに「重く受け止めている」
フジテレビは29日、報道各社の質問に文書で回答し、クイズ番組「超逆境クイズバトル!!99人の壁」が放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会で審議入りしたことに対し、「重く受け止めている」とコメントを発表した。新型コロナウイルス対策のため、定例会見が中止となったことを受け、事前に寄せられた報道各社の質問に答えたもの。
同局は「審議入りについては重く受け止めており、真摯に対応してまいります。現段階では、これ以上の回答は差し控えさせていただきます」とした。
俳優の佐藤二朗がMCを務める同番組は、1人の挑戦者が99人の解答者に阻まれながら全問正解を目指すクイズ番組。同局によると、18年8月から19年10月まで計26回の放送で募集した100人の出場者が不足した場合、解答権のないエキストラを平均10人強参加させていた。