橋下氏、安倍氏に反省と説明を求める 「桜を見る会」の対応「残念」
元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が6日、フジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」に出演し、安倍晋三前首相に「反省」と「説明」を求めた。
「桜を見る会」の前夜祭を巡って、主催した安倍前首相側が、2019年までの5年間で910万円以上を補てんしたとされる疑惑。同局の松山俊之解説委員は、安倍氏に検察側から任意の事情聴取の要請があったことを伝え「政治資金規正法違反の問題とは別に、国会での虚偽答弁だったんじゃないかという責任の問題も出てきます」と分析した。
橋下氏は「残念に思う」とバッサリ。「安倍さんがホテルの方に確認すればこの問題、すぐ分かったことだし、国会がホテルから明細とか領収書の有無を半ば強制的に確認できるような仕組みがあれば検察が入ってくることって必要なかった」と見解を示した。
検察の動きについては、韓国で政治と検察が紛糾していることを例に挙げて「あれはよくない。検察が政治を左右するのは違うと思う。犯罪の場合はきちんと捜査すればいいけど」と否定的だった。しかし、一方で「日本の国会の自浄能力のなさからすれば、検察に入ってもらうしかないですよね」と「桜-」については消去法で検察のやり方を肯定した。
「安倍さんが何で自分で確認できないのか。それさえできないなら検察の力に頼るしかないっていうのは多くの国民の声だと思う」と厳しい表情。「安倍さんには、この国会対応については本当に反省してもらいながらしっかり説明してもらいたいです」と呼びかけた。