橋下徹氏「国が仕組みを作っておくべきだった」「管さんたちの責任」

 元大阪府知事、元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が16日、カンテレ「胸いっぱいサミット!」に生出演。新型コロナウイルスの緊急事態宣言をめぐり、午後8時以降の外出自粛なのか、昼間も外出自粛なのか、政府のメッセージが明確でなかったために、混乱が起きているが、「誰も責任負わないメッセージの出し方」と指摘した。

 緊急事態宣言を巡っては、西村経済再生担当相が後日、「昼間を含めて外出自粛をお願いしたい」とランチ自粛を呼びかけるなど、混乱を招いた。

 橋下氏は「有事の時は政治が責任を負うメッセージを出すこと。今回は誰も責任負わないメッセージの出し方なんです」と解説。「国がちゃんと(強制力をもって)動くような仕組みを作っておくべきだった」と、一度目の緊急事態宣言が発令された昨年4月以降、新型コロナという有事の際に、どういう形で「強制」をしていくのか、法律も含めて対策や議論をしてこなかった政府や国会の責任は重いことを指摘。「菅さんたちの責任」「そこは責任重大」と述べた。

 また、緊急事態宣言再発令の時期について議論されていることについては「年末に知事が(緊急事態宣言)出さなかったのは、緊急事態宣言を出しても、休業要請出して補償金積むだけのお金持ってない、(コロナ対応の)ベッドが足りなくても医療現場に強く強制する武器も与えられていない(ことが理由)。ブレーキが故障してる車を運転しているようなもの。ドライバーが誰でも事故起こしますよ。だからそういう所で、ダメだダメだ、ってドライバーを責めても」と、武器を何も持たされていない知事側を責めるのではなく、特措法なども含めてコロナ対応に関する「欠陥はどこなのか、我々が提言していくこと」が必要だと訴えた。

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