１３日に放送されたＮＨＫ連続テレビ小説「おちょやん」では、ついに千代（杉咲花）が、道頓堀の舞台に戻ってきたシーンが描かれたが、その復帰に尽力した熊田（西川忠志）と、お茶子時代から千代を見守ったかめ（楠見薫）の涙にネットも涙した。

　この日の「おちょやん」では、千代が道頓堀の舞台に立つことを決意。鶴亀新喜劇の稽古に向かうが、その稽古場の入口で待っていたのが熊田。「おおきに。ほんまに来てくれたんやな」と頭を下げると、壁に貼ったポスターを指す。そこには「お帰り竹井千代」の文字が。

　そしていよいよ、舞台が始まる。客席には、大阪空襲の直前に疎開し、道頓堀を離れたかめも登場し、シズらの顔を見て号泣。また楽屋では、千代が熊田へ「今日、この舞台を用意してくれはり、おおきに。ありがとうございます」と感謝を伝える。これに熊田は目に涙をいっぱいため「千代ちゃんには、ここがよう似合ってるわ。行きまひょ」と促す…。

　熊田は、千代に「人形の家」の台本を渡し、女優となるきっかけを与えた人物。そして最後に道頓堀に帰るきっかけの台本を渡したのも熊田だった。地味な存在ながら、最後に焦点を当てた登場にネットも涙。「熊田さんの優しい表情に涙が出ました」「熊田さん、ありがとーーーっ」「熊田さんの優しい目がもうもう…」の声が。

　また久々に登場のかめの号泣にもネットは反応。お茶子時代から千代をしつけ、かめの中のお菓子を与えて女子トークを繰り広げてきたかめの登場に「安定のかめさんの号泣！」「熊田さんとかめさんの本気泣きに号泣」「開演前から泣いちゃうかめさん。大好き」などの声が上がっていた。