坂本昌行 濃厚キスシーン Aぇ!group末澤と!14年ぶりミュージカル再演
元V6の俳優・坂本昌行(50)の主演ミュージカル「THE BOY FROM OZ」が18日、東京・東急シアターオーブで開幕した。米国を中心に活躍したエンターテイナー、ピーター・アレンの生涯を描く作品で、坂本主演で05年に初演され、06、08年の再演を経て、14年ぶりの上演。今作からキャストに加わった関西ジャニーズJr.ユニット・Aぇ!groupの末澤誠也(27)がピーターの恋人・グレッグ役を演じ、2人は濃厚なキスシーンを披露した。
ひかれあう2人は、あふれる思いを抑えきれずに唇を重ねた。
ミュージカル俳優として豊富なキャリアを誇る坂本の相手役に抜てきされたのは、23歳下の末澤。体当たりの熱演で、名作の世界観に堂々と溶け込んだ。
奮闘する後輩に、坂本は「こういうふうにやってみたら?って言ったりはしましたけど、それを自分なりに受け止めて、日に日に成長している」と目を細めた。再演を重ねてきただけにグレッグの感情の機微を細やかにレクチャーしたという。
末澤も、初共演の大先輩の恋人役に「役柄としても近づきたいと思ったので、話しかけてグイグイ行ってました」と臆せずに懐に飛び込んだ。ピーターの元妻役の紫吹淳が「2人がすてきすぎて、見ていてやけてきた」と言うほどだった。
実際に二人は仲良くなったのか、との問いに、坂本は「特に…」とつれない反応。焦った末澤が「ちょっと待ってくださいよ~」とすがると、「こういう関係ができてるんですよ」とニンマリ。「僕はボケることが多いんですけど、こうして全部拾ってツッコんでくれる」と“ツンデレ対応”で仲むつまじさを見せつけた。
初演から17年。年月を振り返り、坂本は「17年の間に大切な人との別れもあった」と、故人となった恩師のジャニー喜多川前社長、藤島メリー泰子名誉会長を思い浮かべた。くしくもこの日は、48歳で生涯を閉じたピーター・アレンの命日。「捧げたいという思いで演じます」と話した。
同劇場で7月3日まで。7月14~16日に大阪・オリックス劇場で。