立民も14人が旧統一教会と接点 紀藤正樹弁護士、超党派での基準作成求める

 長年、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題に取り組む紀藤正樹弁護士が3日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」に出演し、自民党の旧統一教会に対する対応に苦言を呈した。

 この日「週刊文春」で岸田首相の熊本県内の後援会長を務める崇城大学の中山峰男学長が、教団の関連団体である「日韓トンネル推進熊本県民会議」の議長を2011年から務めていると報じた。中山氏は24日に会見し、関連団体とは知らなかったことなどを明らかにした。岸田首相もリモートで取材に応じ「わたし自身、旧統一教会との関係はないという認識は変わらない」と強調した。

 一方、立憲民主党でも枝野幸男前代表、安住淳前国対委員長、岡田克也元外務大臣らが旧統一教会と関係の深い「世界日報」の取材を受けていたことが発覚。立民では合計14人が旧統一教会と接点があったことになる。

 紀藤氏は「党をあげて調査している立憲民主党と(個人に任せている)自民党、(旧)統一教会との関係で濃淡あるにせよ、(調査の)積極性に差がありすぎてるんですよ」と指摘した。政治家と(旧)統一教会関連団体との関係については「なんらかの基準が必要だと思うんですよね」と提案。関係の濃淡の線引きは「超党派、ないしは与野党協議でやっていただきたい」と求めた。

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