大阪出身・中条あやみ 実はコテコテの関西人 監督は「こんな中条みたことない」と絶賛【あまろっく中編】
兵庫県・尼崎を舞台に関西出身キャストが集結した、女優・江口のりこと中条あやみのダブル主演映画「あまろっく」が19日から全国公開される。このほど、中条と中村和宏監督による座談会を実施。中編では、大阪出身の中条が自身の中に息づく関西人気質について語った。
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兵庫出身の江口、大阪出身の笑福亭鶴瓶ら出演陣には関西弁ネイティブが集結。あまりイメージのない中条による関西なまりが新鮮だ。
中条「今は慣れましたけど、標準語だと変換してる感じはあります。違う言語みたいな感じです。関西弁の方が素に近い感覚ですね。この作品の撮影は実家から通っていたので、読み合わせを母にやってもらってました」
中村監督「方言指導は入れたくなかったんですよ。『このイントネーションで合ってるかな?』って段取りを入れたくなかったんですね。イントネーションを気にせず、日常を切り取った感じにしたかった。今までのつながりで『出たい!』って言って下さった俳優さんもいたんですけど『すみません!今回は関西出身の人にお願いしてまして…』って生意気なことを言わせてもらいました」
中条「リアルな日常を切り取った、カメラがないくらいの雰囲気の作品だから、よりそっちの方がいいですよね」
中村監督「発音を気にしている方は現場で『こうしたらええんちゃう?』ってアイデアが出にくいと思うんです。うまくしゃべろう、演出意図をちゃんと自分の中で消化して発音しよう、ってなるけど、リアルな関西弁の方なら『こうした方がええんちゃうかな?』ってなるんですよね」
中条「私は、根は完全に関西人ですね。信号とかも青にかわった瞬間に出ようって感じです。渋谷交差点で1番最初に歩き出した人を見たら、たぶん私です(笑)」
中村監督「せっかち、ね(笑)」
中条「せっかちだし、うまくて安いものが好き。コスパにはめっちゃうるさいですね」
中村監督「高くておいしいなんて…」
2人「当たり前!(笑)」
中村監督「だから、この作品の中条さんは見どころなんです。みんなに『2時間、関西弁をしゃべってる中条あやみは見たことがない!』って言われます」
中条「私からしたら普通なので、そう言われることがびっくりです」
中村監督「ランウェイ歩いている中条あやみじゃないんです。商店街を歩いている」
中条「商店街ランウェイ!!(笑)」