コント山口君と竹田君、夢と現実の区別がつかない病気で額17針の大けが 怖い夢見て逃げようとして
ベテランお笑いコンビ・コント山口君と竹田君の竹田高利(67)が3日、テレビ東京系「主治医が見つかる診療所」で夢と現実の区別がつかなくなる病気で額を17針も縫う大けがをしていたことを告白した。
竹田は5年ほど前から鼻に違和感を覚えたといい、トイレで排便しても匂いがしなくなっていたという。さらに、「食べたらすぐにもよおす」というほど腸の動きは活発だったがひどい便秘に悩まされ「出ないときは6日ぐらい出ない」というほどに。
さらに寝言を頻繁に言うようになったといい、医師から「レム睡眠行動障害」と診断されたという。
これは夢と現実の区別がつかなくなり、夢でしゃべっていること、行動したことが言葉や行動で現れてしまうというもの。番組では原因について「老化などが原因で、脳内のαシヌクレインという物質が脳幹に集まり、筋肉の動きを制御できなくなり、夢の中の行動が現実に寝言、行動で現れると考えられている病気」と説明。無関係のように見える嗅覚や便秘についても、このαシヌクレインが嗅覚や腸の働きを司る部分にたまり、影響を与えると説明している。
この病気のため、竹田は額を「17針縫っている」といい、傷跡も見せた。「そのときは怖い夢を見ていて、逃げようとしてタンスのとがった角に思い切りぶつけた」といい、救急車を呼んだほど。スタジオの磯野貴理子も「うそ、危ない…」と絶句していた。現在は投薬治療で症状を抑えているという。