柳楽優弥 TBSドラマ初主演で新境地「良い色が出せたら」 ヒューマンサスペンス「ライオンの隠れ家」

 ドラマ「ライオンの隠れ家」に出演する(左から)柳楽優弥、佐藤大空、坂東龍汰
 TBS系ドラマに初主演し、自閉スペクトラム症の弟に寄り添う兄を演じる柳楽優弥
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 俳優の柳楽優弥(34)が10月スタートのTBS系ドラマ「ライオンの隠れ家」(金曜、後10・00)で、同局ドラマ初主演を務めることが18日、分かった。同局ドラマへの出演は2015年の「まっしろ」以来、9年ぶり。男3人の奇妙な共同生活を描いたヒューマンサスペンスで、共演者には柳楽とは今回が初共演となる坂東龍汰(27)と、5カ月にわたるオーディションで選ばれた子役の佐藤大空(たすく・5)が名を連ねる。

 コミカルな役からシリアスな役まで幅広い演技力で魅了してきた柳楽が、TBSドラマ初主演で新境地を見せる。

 演じるのは、自閉スペクトラム症の弟・美路人(坂東)と穏やかな暮らしをしている市役所勤務の平凡で真面目な青年・洸人。兄弟が「ライオン」を名乗る謎の男の子(佐藤)と出会ったことをきっかけに、ある事件に巻き込まれていくヒューマンサスペンスが描かれる。弟のために穏やかに生きる兄、男の子を預かったことで生活が一変していく男…と様々な表情を見せる役どころだ。

 テレビ朝日系「おっさんずラブ」シリーズを手がけた徳尾浩司氏らが脚本を務めるオリジナル作品で、2年前から企画が始動。松本友香プロデューサーは、柳楽と連続ドラマでのタッグ願望があったといい「ご一緒するからにはこれまでに見たことのない新しい一面が伝えられるようなドラマになればと思った」と新たな魅力を引き出していく。

 柳楽は「兄弟の愛や家族愛が描かれていくところにすごく惹かれた」と明かし、初共演の坂東について「初めてお会いしたときから…好きです。心強さも感じています」と愛情たっぷりに絶賛。「今までにも兄弟の絆を描いている有名な作品がありますが、僕たちならではの良い色が出せたら」と化学反応に期待する。

 難役に挑む坂東は「自分にとってチャレンジング」としつつ、柳楽との共演について「本当にずっと大尊敬していた先輩なので…実はすごく緊張しています」と照れ笑い。その上で「兄弟の絆やつながりは丁寧に、柳楽さんと話し合いながら、表現していけたら」と意気込んだ。

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