自民現役参院議員が石破首相辞任の時期を予想「来夏の参院選は新総理で」と明言「党内で秘に考えられている」筋道明かす
自民党の青山繁晴参院議員が2日、YouTubeチャンネル「真相深入り!虎ノ門ニュース」で、今後の自民党内での石破降ろしの動きが起きる時期を明かした。
9月の総裁選にも立候補を表明した青山氏が「いま自民党の中で秘(ひそか)に考えられていること」を公にした。2025年に参院選を迎えるが「基本的に石破さんで参院選を戦えると思っている人は、ご本人以外、誰もいない」とキッパリと話し、時間軸にそって今後の流れを説明した。
まず、今月11日の首班指名選挙は石破氏が首相に指名され、続投が決定。衆院選で落選した大臣だけを入れ替えた小規模の内閣改造が行われる。
続いて、改造内閣で予算委員会を開き、補正予算を年内にあげる。「同時進行で来年度予算の編成をしないといけないので、内閣の方針にのっとって、来年度予算の骨格が決まっていくので、年内にかけてやる」という。
新年が明けると、通常国会を開き、3月まで予算審議。「少数与党ですから、野党の要求を取り込んでいかないと、すぐに予算委員会が止まって、審議できなくなるので、最終的に自民党の中で考えられているのが総理の首を差し出すということ」と明かした。
石破首相が辞任することを条件に、自民党の言い分も取り入れて、「野党まんまの予算にならないようにして3月中に予算を挙げる」と青山氏。
そしていよいよ4月から両院議員総会が開かれるという。そこで「党員党友を省いて、議員投票だけで新しい総理を選んで、その総理の元で夏の参院選に向けてフル回転する」と来夏までの推移をかみ砕いて語った。
それでも「参院選で勝てるとは誰も思っていないけど、負けを極力小さくして、衆参が食い違わないようにする」という青山氏。中には、新総理が政権の正当性を保つために、衆院を再び解散して夏に衆参ダブル選挙を予想する声もあるという。