河西智美、涙の惜別 同期の大堀も来た
「AKB48グループ臨時総会~白黒つけようじゃないか!~」(27日、日本武道館)
5月3日の卒業公演まであと6日、河西智美はAKBメンバーとしてのラストコンサートで、目を潤ませながら1万1000人のファンに惜別の言葉を口にした。「つらいことも悔しいこともあったけど、思い返すと幸せで楽しくて…なんて幸せな7年間を過ごしてきたんだろうと思いました」と、深々と頭を下げた。
アンコール冒頭、2006年のAKB加入からの軌跡が会場のスクリーンに映し出され、純白のドレス姿の河西が、1人スポットライトを浴びて登場。ソロデビュー曲「まさか」と5月8日発売のセカンドシングル「Mine」を熱唱した。
歌唱後には同じ2期生の現役メンバー、秋元才加(24)、大島優子(24)、梅田彩佳(24)らがメッセージ。チームKの「青春ガールズ」公演のユニット曲「禁じられた2人」を河西と2人で歌った大島は「私にとって初めてのユニット曲。今度も2人で禁じられた遊びしようね」と笑いを誘った。
“卒業式”には同期のOGメンバーで、今年1月1日に結婚した大堀恵(29)も登場した。「とも(河西)の大切な日だから、駆けつけました。幸せになってね」と呼びかけると、河西も「めーたん(大堀)みたいに、幸せになります」とウルウル。最後は、メンバーとともに「草原の奇跡」を歌いながらステージ外周を1周して客席にバイバイ。惜別の拍手が響く中、花のアーチをくぐりステージを後にした。
終演後は「もうみんなと同じステージに立てなくなるっていうのは、まだ想像つかないです」としんみり。ただ「やり残したことはないです」と、後ろを振り返ることはなかった。「AKBでもらった夢を、これからもずっと続けていきたいです」と、前進することを約束。AKB加入から7年あまり、河西は新たなステージに旅立った。