秋元才加がAKB卒業…号泣のち笑顔
アイドルグループ・AKB48の秋元才加(25)が28日、東京・秋葉原のAKB48劇場で最後の劇場公演を行い、AKB48を卒業した。公演には大島優子(24)らチームKメンバーのほか、宮澤佐江(23)ら同期メンバーも駆けつけた。秋元はファンからの「さやか」コールに涙しながらも、メンバーからプレゼントを受け取る際に思わずずっこけるひと幕も。笑いと涙の明るいラスト公演で、約7年5カ月にわたるAKBでの活動にピリオドを打った。
250人の「さやか」コールが劇場を揺らした。別れが近づくにつれ、こらえきれずに号泣した秋元。必死で涙をぬぐい、「幸せ、本当に幸せだった!明日から頑張ろう!」と笑顔であいさつ。同期の小林香菜(22)らと抱擁し、慣れ親しんだステージに別れを告げた。
感動だけでなく、笑いもあった。秋元にはAKBグループ全員からのメッセージカードで作られたアルバムがプレゼントされた。劇場は卒業ムードに包まれたが、表紙に使われた秋元の写真写りがあまりにも悪かったため、本人がステージ上でずっこけた。アルバムの表紙は四方が造花で彩られており、大島が遺影を持つように立ったことから、秋元は「遺影みたいに持たないでよ!」と突っ込み、会場は大爆笑となった。
ステージ上に同期だけとなった際には、大島が「ちょっとした小競り合いがあってさ」と切り出し、チームK発足前後の秋元をめぐる“ケンカ”を振り返った。そんな衝突が絆を深め、チームKの“体育会系カラー”が培われていった。同期で同学年の大島は「墓場に行くまでいろいろ思い出を作っていきたい」と変わらぬ絆を誓った。
秋元の人柄を表すようなラスト公演。最後まで明るく前向きなムードだった。今後は女優業にまい進していく。「刑事役をやってみたい。拳銃を持って、強い女性を演じたい」と目を輝かせた秋元。仲間の愛とファンの応援を受け、新天地へ踏み出していった。