ＡＫＢ４８の中国・上海版ＳＮＨ４８に加わった宮澤佐江（２３）と鈴木まりや（２２）が１１日夜、初めて上海で公演に参加した。日中関係が冷え込む中、２人は出演できない状態が続いていたが、当局の許可が下りた。

　上海市中心部にあるＳＮＨの専用劇場で公演が始まると、４００人近いファンが絶叫するように声援を送った。宮澤は「本当にお待たせしましたという気持ち」と感無量。鈴木も「ＡＫＢや日本にも興味を持ってくれていることに感謝しています」と話した。

　中国各地のオーディションで選ばれたＳＮＨは昨年１０月に結成、宮澤らは翌１１月に合流。しかし、今年１月の上海でのデビュー公演では「（出演のための）ビザが発行されていない」（運営会社）との理由で舞台に上がれず、活動は練習などに限られていた。