渡り廊下走り隊解散ライブでまゆゆ号泣
AKB48の派生ユニット「渡り廊下走り隊」が9日、Zeppダイバーシティ東京で解散コンサートを行い、5年間の活動に終止符を打った。最初にして最後の単独公演。AKB48を卒業し、芸能界を引退した元メンバーの小森美果さん(19)も駆けつけ、在籍した8人全員が集結した。ラストはセンターの渡辺麻友(19)が号泣しながら、ファン2000人に感謝した。
大トリの涙は盛大だった。ラスト1曲を残し、過去の在籍メンバー8人がステージに集結。泣きじゃくりながら、5年間を振り返った。最後に順番が回ってきた渡辺だが、言葉にならない。顔を覆いながら「うぅ~!!」と声を上げると、平嶋夏海(21)が「サイレンみたいだよ。大丈夫?」と思わず笑ってしまった。
センターを務めてきた、まゆゆは「グループの解散がこんなに切なくて、寂しくて、悲しくなるなんて」と胸中を明かした。「皆さんと走り続けた日々は私の青春でした。本当にありがとうございました!!」とファンに語りかけた。
4人でスタートしたユニットは、5人、7人…と目まぐるしくメンバーが変化した。ステージでは、その激動の歴史を再現。デビュー曲「初恋ダッシュ」を4人で歌唱してスタートすると、発表した曲の時系列通りにメンバーを呼び込んでいった。
“黒歴史”も清算した。12年にプライベート写真の流出で活動を辞退した平嶋は「ただいまを言うことができてよかった」と自虐ジョークにし、6曲目の「若気のイタリアン」では“土下座ポーズ”で謝罪した。芸能界を引退した小森さんは1日限りのアイドル復帰を果たした。
学生のコンセプト通りに教室を模したセットで全27曲を完全燃焼。ユニットとして走ることはやめたが、これからはそれぞれの道を走り始める。