たかみな号泣4位…ラスト総選挙自己最高
AKB48の41枚目シングル(8月26日発売)の選抜メンバーを決める「第7回選抜総選挙」の開票イベントが6日、福岡・ヤフオク!ドームで行われ、HKT48・指原莉乃(22)が2年ぶりの1位に返り咲いた。2位は柏木由紀(23)、前年覇者の渡辺麻友(21)は3位だった。卒業を発表しているグループ総監督・高橋みなみ(24)は自己最高の4位となり、卒業生の前田敦子(23)から激励の花束を贈られた。
初めて1位奪取を宣言して臨んだラスト総選挙は自己最高だった5位を上回る4位で締めくくった。速報6位からの躍進。自身初めて10万の大台に乗せる13万7252票を集め有終の美を飾った。
「とっても幸せ」とスピーチを終えた高橋だったが、2012年にAKB48を卒業した同期の1期生・前田が花束を持って姿を見せるとその場で膝をついて泣き崩れた。手を差し伸べた前田が「本当はたかみなに1位になってほしかった」と声をかけると、高橋は「その言葉だけでうれしい」。ともに過ごした日々を思い返しながら2人で涙に暮れた。
デビューから1年たったとき、前田や卒業した大島優子(26)の人気を目の当たりにして、「このグループでは1番になれない」と痛感させられた。それからはグループの成長だけを常に考え、気が付けばキャプテン、総監督として全体を見渡し、体を張ってきた。
ラスト総選挙を迎える中で「自分はどうでもいいけど、『1位になりたい』って言ってみたい」と“自我”というこれまでにない感情がわき上がった。24歳の誕生日を迎えた4月8日の初ソロライブで「最後に1位を獲りにいきたい」と初めて“主役宣言”。初めて1位を目指した総選挙の結果は4位だったが、「今は本当にすがすがしい」と充実感に満ちあふれていた。
卒業まで残り半年。メンバーに「今を頑張らないと未来はない。あきらめないでね」と言葉を送った高橋は、「卒業しても言わせてもらいます。『努力は必ず報われる』と。人生をもって証明します」と宣言した。