T・ハンクス、ハル・ベリーら13人64役
ウォシャウスキー姉弟、トム・ティクヴァ監督の米映画「クラウド アトラス」(3月15日公開)で、トム・ハンクス(56)、ハル・ベリー(46)ら13人が64役を演じ分けていることが22日、わかった。
同作はデイヴィッド・ミッチェル氏による同名小説の映画化。過去から未来にまたがる500年間の6つのエピソードが交錯し、時空を超えた人々のつながりや輪廻(りんね)転生を描く大作で、主要キャスト6人が全エピソードに登場して6つの役を演じるなど、13人が64役を演じている。
個人の最多記録はエディ・マーフィ(51)が「ナッティ・プロフェッサー」で演じた1人7役だが、13人64役は異例。ハンクスは安ホテルの支配人、暴力的な作家、ヤギ使いなどを演じた。
年齢、人種、性別まで変える特殊メークのため、撮影中の俳優陣はお互いが誰かわからなくなることもあったという。ラナ・ウォシャウスキー監督(47)は「皆、役柄のアイデンティティーを追及する作業に楽しみながらチャレンジしていた」と語っている。