プリンスら大物マイケル裁判で証言台へ
プリンス、ダイアナ・ロス、スパイク・リーらがマイケル・ジャクソンの死亡事件の裁判で証言者として法廷に召喚される可能性があるようだ。故マイケルの母親であるキャサリン・ジャクソンは、マイケルの健康上の問題を無視したことと、2011年11月に過失致死容疑で有罪判決を受けた元主治医コンラッド・マーレー被告を雇い入れたことの2点に関してツアープロモーターのAEG社をこれまで一貫して非難しているが、現在進行中の裁判で証言台に立つ可能性があるセレブの名前が明らかになった。ETオンラインの報道によれば、プリンス、ダイアナ、スパイクの3人の他にも、マイケルの元妻リサ・マリー・プレスリーとマイケルの子ども3人、プリンス(16)、パリス(14)、ブランケット(9)、プロデューサーのクインシー・ジョーンズ、振付師のケニー・オルテガ、そしてマイケルの兄弟姉妹などの近親者等、様々なセレブ達が証言をするために裁判所に召喚されることがあり得るようだ。
ただ、証言者候補に挙がっているものの、複数の関係者達はシンガーのプリンスが証言する可能性は低いとも指摘している。音楽ブロガーのDr.フランケンベリーはニューヨーク・ポスト紙に「プリンスは証言台には程遠いですよ。彼が召喚される可能性も低いですね」と語っている。
さらにDr.フランケンベリーは、プリンスとAEG側との長年の不和も指摘している。「2007年にプリンスはロンドンのO2アリーナで記録的な21公演を行ったんです。AEGはプリンスにその記録を超えるアーティストは現れないと約束したんですよ。しかしAEG側はマイケルの死の直前にO2アリーナで50公演もブッキングしたんです。AEGが裏切ったわけで、プリンスはもちろんのこと怒り心頭でしたね」
また、母親のキャサリンはマイケルが生きていた場合に得られただろう将来的なギャラの損失や他の損失も含めて、AEG側に400億ドル(約3兆8000円)以上の巨額賠償金を求めているとも伝えられている。
(BANG Media International)