ジョン・レノンの手紙に330万円 ポールに怒りあらわ「目を覚ませ」
元ビートルズのジョン・レノンが生前、ポール・マッカートニー夫妻に対して怒りをぶちまけた手紙の下書きが21日までに、米東部ボストンで競売にかけられ、約2万9800ドル(約330万円)で落札された。
手紙は便箋2枚にタイプで打たれ、一部に手書きで推敲(すいこう)した跡がある。署名はなく、1971年頃に書かれた。ビートルズは70年に事実上解散した。
ポールの当時の妻リンダが、公に発表しないままビートルズから脱退する考えを伝えたジョンを批判し、ジョンがこれに反論した手紙とみられる。
ジョンは手紙でオノ・ヨーコとの結婚後、2人に対するポールらの対応がひどいなどと非難。「現在の芸術の大半はビートルズのおかげで生まれたと本気で考えているのか。ポール、君がそこまでおかしいとは思わない。目を覚ませ」などと強い口調でつづられている。
AP通信によると、手紙は米テキサス州のコレクターが落札した。