ロマン・ポランスキー監督に新たな淫行容疑が浮上
『戦場のピアニスト』で知られるロマン・ポランスキー監督(84)が1972年に当時15歳の少女に性的暴行を働いたとして起訴されている。
ドイツ出身の元女優、レナーテ・ランガーさん(61)が1972年にスイスのグシュタードでポランスキーから性的暴行を受けたとして訴えを出したことで、ポランスキーは現在スイス警察により調査を受けているという。
スイス警察のクリュージ・ハンスペター氏はランガーさんが9月26日に警察の事情聴取を受けたことを認めている。
事情聴取の中で、今年8月にロビンとだけ名乗る女性が16歳だった1973年当時ポランスキーから性的暴行を受けたと発表したことをきっかけに、自身の経験も社会に出す必要があると感じたとランガーさんは話していたそうだ。
ランガーさんは、これまでは今は亡き両親への考慮からこの事件を表沙汰にはしないという決断をしていたと説明しており、ニューヨーク・タイムズ紙には「私の母は心臓発作を起こしたでしょう。私は恥ずかしく、心が空っぽで孤独を感じていました」と語った。
8月に、ロビンさんはポランスキーが他の少女に対しても性的暴行を働いたことを世界中に知らしめることで告白を決めたと語っていた。
実際ランガーさんはポランスキーの淫行被害者と名乗る4人目の女性となっており、ポランスキー自らも1977年に当時13歳だったサマンサ・ゲイマーさんと性的行為に及んだことを認めている。
しかしポランスキーは判決が出る前にアメリカから国外逃亡して刑罰を逃れており、アメリカの司法制度では逃亡犯として扱われている。
現在ポランスキーの弁護団はゲイマーさんに対する罪で刑期を満たしたとして、監督に対する国際逮捕状の取り下げに向け動いている。
ポランスキーは最近「私がしたことについては、もう終わっている。私は有罪を認めたよ」とコメントしていた。(BANG Media International)