プッシーキャット・ドールズが売春組織扱いであったと元メンバー告白

 プッシーキャット・ドールズが売春組織のように扱われていたと元メンバーのカヤ・ジョーンズが告白した。2003年に10代で同グループに参加したカヤは、自身の所属当時にメンバー全員が何らかのかたちで虐待を受け、求められた場合には「誰ともで寝る」ようにプレッシャーをかけられていたと衝撃のツイートをした。

 長文に渡る投稿でカヤはこう綴っている。「私はガールズグループにいたんじゃない。私は売春組織にいたの。それがたまたま歌えて有名になったというだけ。私たちを管理していた人たちが金儲けしている間にね」「どんなにひどかったかと人から聞かれるけど、自分の夢やバンド仲間、そして1300万ドル(約15億円)のレコード契約を捨てるに十分なほどひどかったということ」「チームの一員でいるためにはチームプレーヤーでなければいけない。つまりは、言われたら誰とでも寝なくてはいけないということなの」「だから私は私たち軍隊をすごく尊敬しているのよ。戦争を経験してきたの。でも私の傷は目に見えない。少なくとも、本当の戦争は目にも正直に映るけど」

 またカヤはその経験を口にした場合には命が危険にさらされ、キャリアはないと言われたとしているが、当時の経験については日記をつけていたそうだ。

 2005年にグループを脱退したカヤは、当時の自分たちが週500ドル(約5万6000円)の給料で利用されるだけされて虐待されていたと続けた。「虐待は虐待。それが精神的なものであろうと、肉体的であろうと、感情面であろうとね。音楽業界は変わる必要がある」

 そして同じような経験をした人達には「もっと女性や男性たちが自分たちの虐待経験や辛さを打ち明けられるようになることを願うわ。エンターテイメント業界におけるこの問題をもっと取り上げるべきだと思うから」と呼びかけた。

 一方で、カヤのツイートの中で自分たちを利用していた人物として名を挙げられていたグループの創設者の振付師ロビン・アンティンはこのカヤの告白が全くの虚偽であると反論している。

 ロビンはカヤの発言が明らかに一時の注目を浴びようとしている目的であり、カヤはトライアルとしてプッシーキャット・ドールズに参加していただけで正式なメンバーであったことさえもないとしている。

(BANG Media International)

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