ラース・フォン・トリアー監督、カンヌ国際映画祭への出入り禁止が解除!?

 映画監督のラース・フォン・トリアー(61)が、来月開催予定のカンヌ国際映画祭に再び出席する予定だという。トリアーは、過去に同映画祭の記者会見でアドルフ・ヒトラーに関する物議を醸す発言をして以来、追放の身となっていた。しかし、その禁止令も解除されたようで、今回、同映画祭の総代表ティエリー・フレモー氏がフランスのラジオ番組にて、今年のトリアーの映画祭出席について聞かれ、「多分、発表があるでしょう」とコメントしている。

 トリアーの新作でマット・ディロン、ユマ・サーマンが出演しているサイコスリラー「ザ・ハウス・ザット・ジャック・ビルト」は、同映画祭での上映の可否が長らく話題となっていた。尚、同新作は12年に渡って、ワシントンで殺人を犯し続けてきたシリアルキラーの人生を描いている。

 ところでそのトリアーの問題発言は、2011年、同映画祭に「メランコリア」が出品された際、その記者会見中に飛び出した。自身のドイツ人としてのルーツやナチスの美学への関心について尋ねられ、トリアーはこう答えていた。「長い間、自分がユダヤ人だと思っていたし、とても幸せだった。でも、ユダヤ人じゃないことが分かったんだ」「自分は本当はナチスだった。私の家族はドイツ人だったんだ。それは私に喜びをもたらした」

 その会見の最中、同作に主演していたキルスティン・ダンストはトリアーに話すのをやめるよう求めたが、彼は「ヒトラーのことが理解できる。彼は明らかにいくつかの過ちをしてしまったんだと思う。でも私は最後に窮地に追い込まれていく彼のことがわかるんだ」「この男について理解していると思う。彼は善人と呼ばれるような存在ではない、しかし私は彼についてとてもよく理解できるし、少し同情もしている」と続け、その後同映画祭出禁を言い渡されていた。

(BANG Media International)

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