ブライアン・シンガー監督、未成年に対する性的暴行疑惑
「ボヘミアン・ラプソディ」の元監督ブライアン・シンガーに、未成年に対する性的暴行疑惑が掛けられている。シンガーは、1998年の監督作「ゴールデンボーイ」の撮影現場にエキストラとして参加していた当時13歳だったヴィクター・ヴァルドヴィノスに対して不適切な振舞いをしたとして訴えられている。
ヴァルドヴィノスがジ・アトランティックに語ったところによると、ロッカールームでの場面で服を脱いで、タオルを被るように指示を受けたそうで、シンガーは1日中来ては彼のことをチェックしていたという。
「彼はチャンスがあると、実際3回ほどですが、戻ってきて、僕の胸をずっと触り続けていました」
また、当時30代だったシンガーはそのタオルの中に手を入れ、ヴァルドヴィノスの男性器を掴み、自慰をさせ始め、笑みを浮かべながら自分の股間を擦り付けてきたとヴァルドヴィノスは告白している。
「ぞっとして、言葉を失いました。その日、彼は僕のいたロッカールームに戻ってきて、性的な悪戯をしました」
また、ジ・アトランティックはヴァルドヴィノス以外にも、シンガーの性的暴行被害を受けたとされる当時10代だった3人について触れている。
ある男性は15歳だった時にシンガーと寝たとしており、別の男性は17歳でシンガーとセックスをしたと明かし、両者ともシンガーは自分たちが未成年だったことを知っていたと主張している。
さらに当時17歳から18歳だったとされるもう一人の男性はシンガーとオーラルセックスをしたとして、「彼は同意なしに、パンツに手を入れようとしました。彼は酒や薬を盛って、セックスに持ち込むような捕食者なんです」と証言している。
一方、シンガーの弁護士アンドリュー・ブレットラーは、未成年の少年たちに対する性的暴行容疑を否定し、訴えの詳細について疑わしいとしている。またヴァルドヴィノスが『ゴールデンボーイ』にエキストラとして参加した記録はないとして、彼が報酬明細やその場に自分がいたと証明する書類を明示しないことに疑問を呈している。
そんなシンガーだが、性的暴行疑惑が掛けられるのは今回が初めてではない。
2014年4月には、1999年当時17歳だったマイケル・イーガンをレイプしたと訴えられたが、原告の訴えが不一致だとして棄却されていた。さらに2017年12月には、2003年にヨットで開かれたパーティーで、シーザー・サンチェス・グズマンに対してオーラルセックスを強要したとして訴えられたが、現在審理中だ。(BANG Media International)