スーザン・ボイル（５７）は『アメリカズ・ゴット・タレント：ザ・チャンピオンズ』で優勝できなかったことにがっかりしたそうだ。英オーディション番組『ブリテンズ・ゴット・タレント』で優勝したことをきっかけに一躍世界的スターとなったスーザンは、そのスピンオフとなる同番組でマジシャンのシン・リムが１位に終わった結果には落胆したものの、今のキャリアを持てたことにとても満足していると語っている。

　ピープル誌とのインタビューでスーザンはこう明かす。「とても幸運なことに、私には素晴らしい仕事がある」「もちろん、がっかりしなかったといったら嘘になるけど、心の中では自分が勝つとも思っていなかった気もする。それでも人は密かにもしかしたらと希望を持つものでしょ。だってそれが競争において最高の自分を出す源となるわけだから。私は自分のことをチャンピオンと思ったこともないの。私はただのスーザン・ボイル」

　そしてその見事なカードトリックで観客を魅了した２７歳のリムを絶賛している。「『チャンピオンズ』に出るまで彼のことは知らなかったの。でも彼ってすごいわよね！彼の才能とその手品には息を呑むわ」「彼は優勝に真に値するわよ。そしてラスベガスで自分のショーを持つという大きな成功を手にするべきだわ。正直言って、こっそり観客席から見ていた時、彼のすごさが信じられなかったくらい。それにすごく若いし、これから素晴らしいキャリアが待ってることでしょう」

　２００９年に初めて審査員を驚かせた『愛やぶれて』を今回再度熱唱したスーザンは、自身のキャリアのスタートとなったその曲をまた歌えて嬉しかったと話している。

（ＢＡＮＧ　Ｍｅｄｉａ　Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ）