キム・カーダシアン・ウェスト、シェイプウェア「キモノ」を発表

 キム・カーダシアン・ウェスト(38)が、補正下着ブランド「キモノ・ソルーションウェア」を発表した。同アイテムは9種類のカラーにサイズもXXSから4XLまで豊富に取りそろえたものとなっていてキム曰く、体型への効果もてきめんだという。

 「遂に、昨年から私が改良を重ねてきたこのプロジェクトがベールを脱ぐ。15年も思い続けてきたことなの」「キモノは、シェイプウェアそして女性の悩みへの私の回答、ちゃんと効果が出るから」とキムはツイッターにつぶやく。この「キモノ」は片足分だけ短いことにより、太もも高くまでスリットが入った服を着ても覗くことがないロングガードルなど、ベストなシェイプウェアを見つけるのに四苦八苦したキム個人の経験をもとに開発されたという。

 「自分のスタイルに合わせるために、シェイプウェアを常にカットしていたの。あと私の肌のトーンに合う良い色がないって思う事が何度もあってね。そういう問題はこれで全部解決よ」「スリットが入ったドレスやスカートを着たいのにって思うことが幾度かあって、このスタイルが生まれたの」

 そして自身の夫も「キモノ」開発に参加したそうで、「『キモノ』豆知識。カニエ(ウェスト)がロゴデザインを担当」「シェイプウェアの新たな試み。9色でサイズ展開はXXSから4XL。キモノボディが女性の体型と曲線を祝福、強化する。柔らかく、それでいてしっかりと支えてくれる素材、身に着ければ誰もが自信をみなぎらせる、それが『キモノボディ』」とキムは続けていた。

 一方、「着物」発祥の日本からはこの補正下着の名称に非難の声も上がっている。「キムは自分のいる世界に住んでいて、私たちの着物文化への配慮が全くありません」「健康や子供の成長、結婚、卒業、葬式といった場で着物を着るのです。特別な場での衣装であり、その着物は世代を超えて受け継がれていくのです」とある日本人女性がBBCに回答、他にも「このブランドは伝統的着物が何かということを全く無視しています」「着物は日本文化の中の大事なハレの場で着る服です」「セクシーな下着でもなければ、アメリカのセレブリティの名前が入ったキュートなブランド服でもありません」といった声が寄せられている。

 また、十文字学園女子大学の教授シーラ・クリフ氏は、「着物の美とは優雅でエレガント、しとやかなものです。体を露わにしたり、それにぴったりさせるものではありません。着る人を包み込み、隠すものなのです」と話す。

 ちなみにキムは昨年、「キモノ・ソルーションウェア」以外にも「キモノ・ボディ」「キモノ・インティメイツ」「キモノ・ワールド」といった商標権を申請していた。

(BANG Media International)

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