ディズニー・プラス、「ダンボ」「わんわん物語」など時代錯誤な過去作品の描写を警告

 ディズニーの新しい動画ストリーミングサービス「Disney+(ディズニープラス)」が、配信している過去のディズニー作品に関して、時代錯誤の描写があることを警告している。今月12日にアメリカで開始した同サービスでは、1941年作『ダンボ』や1955年作『わんわん物語』、1953年作『ピーター・パン』などで視聴者への注意事項を表示している。

 「この番組は、製作当時のオリジナルのままです。時代遅れの描写があるかもしれません」というメッセージと共に、「ご視聴される作品は当時のものです。当時の社会でありふれていた民族的・人種的な偏見描写が描かれていることもあります。これらの描写は当時でも現在でも誤ったものです」「これらの作品は今日の社会を反映していない一方、当時の描写を映し出さないことは、その偏見が存在しなかったこととするのと同様になってしまうため、製作された当時のままにしています」と記されている。

 この対応は、ディズニーが旧作における時代遅れの描写に敏感になっていることを示唆している。

 実写化された『ダンボ』では、カラスたちの描写がアフリカ系アメリカ人のステレオタイプだという批判を受けていた。ジム・クロウという名前のカラスが登場するが、南北戦争後の南部で公共の場における白人と有色人種とを強制的に分けた制度ジム・クロウ法に因んでいた。

 一方で『わんわん物語』では、双子のシャムネコの発音が東洋訛りだと物議を醸している。(BANG Media International/デイリースポーツ)

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