故キャリー・フィッシャーの生前撮影部分使用も…“共演”困難でローズの出番激減

 ケリー・マリー・トランが『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』におけるレイア姫とのシーン撮影の難しさを振り返った。レイア姫を演じるキャリー・フィッシャーが2016年に急逝したことを受け、同作は生前に撮影していた映像を使用している。ローズ・ティコ役のケリーは、実際にその場にはいないレイア姫への反応が全ての人にとって難しかったと明かしている。

 ケリーはザ・ハリウッド・レポーターにこう話す。「座って過去の映像を見て、それに対して反応するわけだけど、大勢の人がいるシーンだとパズルのピースのような気分」「そういうシーンが一番取り直しが多かったんじゃないかな。(キャリーが)実際にその場にいないながらも、全ての演技がおかしくないようにするために」

 そんなケリーについては、ローズの出番が本作で少なかったことが話題になっているが、脚本家の1人であるクリス・テリオは、ケリーとキャリーのシーンが現実味に欠けて多く使えなかったことが原因であると説明している。

 「ローズの出番が少ない理由の1つには、キャリー・フィッシャーの映像を利用するという困難がありました」

 「レイアが我々の愛するメインキャラクターなしで基地にいることは考えられませんでしたので、レイアとローズが一緒に働いていたのです。製作が進むにつれ、我々が書いたローズとレイアのシーンのいくつかは、我々が望むようなリアルな描写基準に達しなかったのです。それらのシーンは残念ながらカットされることとなりました」

 「意図的にローズの出番を少なくしようとなど決して思いませんでした。あのキャラクターは大好きですし、ケリーもです。だからこそ、この銀河で最もお気に入りの人、レイア将軍の側近にしたのです」(BANG Media International/デイリースポーツ)

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