「オーシャンズ11」監督 業界の活動再開へ陣頭指揮「総合的ガイドを」と手紙
スティーヴン・ソダーバーグ監督が、全米監督協会(DGA)による映画業界の活動再開に関する特別委員会を率いる。「オーシャンズ11」「コンテイジョン」などで知られるソダーバーグ監督は、会長として新型コロナウイルス感染拡大の業界における影響を見定め、今後の活動再開へ向けた会員への支援の仕方など同協会の方針を検討する。
会員に送られた手紙の中でDGAのトーマス・シュラム会長並びラッセル・ホランダー幹部は、同委員会は問題を慎重に調査し提案をまとめるとした上で「委員会は、疫学の分野で最高の地位にある学者達に相談しており、姉妹協会や各組合、雇用側の人々と協力して、安全な職場復帰を助ける総合的なガイドを制作します」と続ける。また現在は再開の日程は特定出来ないとしながらも、その日を迎えた時にはどのようにして安全に仕事を再開できるかを検討するとしている。
これに加え、同協会が劇場体験の共有の保存へ向けた映画監督や助監督などによる別の委員会も設置したことを言及したほか、最後は「80年以上の歴史がある協会の支援並びに基盤がある上、これまで私達は人々にエンターテインメントを与え、関心を引き付けるという仕事をしてきました。また、恐らく世界中の人々の心を明るくすることもです。そのニーズが消えることはありません」「そしてその時が来たら、私達は仕事へ復帰し、撮影セットへ戻って、私達が愛すること、ストーリーを語るといったことを再び始めるのです」と締めくくっている。(BANG Media International/デイリースポーツ)