性的暴行容疑の米TVドラマ俳優 起訴3件とも無罪主張「自身や家族を傷つけた」法廷闘争へ
ダニー・マスターソン(44)が、性的暴行を加えたとする3件の容疑で起訴された。米TVドラマ『ザット’70sショー』で知られるダニーに関しては、2016年から捜査が続けられてきたが17日(水)、2001年から2003年に起きたとされる3件の暴行の容疑でロサンゼルス市警に逮捕された。
有罪となれば、最高懲役45年の処罰が下される。ダニーは自身の無罪を主張、法廷で戦う姿勢を示している。
ダニーの弁護士、トム・メセロー氏は声明を発表。「マスターソン氏は無罪であり、全ての証拠が公になり、証人が証言する機会を得られれば、疑いが晴れると確信しています」「もちろん、マスターソン氏と夫人は、20年近く前に起こったとされることで起訴されたことに完全にショックを受けていますが、家族ともども、最終的には真実が表に出るという思いに励まされています」「マスターソン氏やその人格を知る人は、この疑惑が虚偽であることを知っています」
ダニーには、2001年に当時23歳だった女性、2003年4月に当時28歳だった女性、同年10月から12月にかけてハリウッドヒルズの自宅で当時23歳だった女性に繰り返し性的暴行を加えていた容疑がかけられている。
このほかにも、性的暴行2件の申し立てがあったが、証拠不十分や時効を理由に不起訴となっている。
また昨年8月には、性的暴行を警察に通報したことに対する報復にハラスメントやストーカー行為が行われているとして、4人の女性がダニーと宗教団体サイエントロジーを相手取り訴訟を起こしていた。
妻ビジュー・フィリップスとの間に娘フィアナちゃん(6)がいるダニーは、保釈金330万ドル(約3億5000万円)で現在は釈放され、9月18日の出廷が予定される中、「世間の流れに便乗し、自身や家族を傷つけた」者を訴えると宣言している。
一方でダニーの逮捕を受けて、女優のリア・レミニ(50)は、ダニーが属する同団体へ警告を発している。
以前は自身も同団体に属していたリアだが、現在は同団体の痛烈な批判者となっており、ダニー逮捕の記事のリンクと共に、ツイッターに投稿。「遂に、サイエントロジーの被害者たちの声が聞かれることとなった!神を称えよ!サイエントロジーへ、これは始まりにしか過ぎないわ。あなたたちが処罰を免れる日々は終わりに近づいている!」
リアは、自身のドキュメンタリー番組『サイエントロジー・アンド・ザ・アフターマス』最終シーズンで、ダニーの被害者とされる女性達をインタビューしていた。(BANG Media International/デイリースポーツ)